2013年09月02日
利益が出たから節税したい?!
浦田泉税理士事務所 (東京都 千代田区)
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利益が出たから節税したい?!
【質問】
利益が出ると多くの税金を支払うのがもったいないと思い、節税したくなります。
何かいい方法はないでしょうか。
【答え】
利益が出ると節税したくなる経営者さんの気持ちもよく分かりますが、節税が業績の障害になり、破綻につながる可能性もあることをご存知でしょうか。
「税金を支払うのがもったいなくて、つい節税してしまう」という顧問先さんのお声をよく聞き、お話させて頂いていることをご紹介したいと思います。
自己資本比率が高く、会社の経営基盤が磐石であったり、成熟した産業で新たな投資を必要としないようなケース等は、節税対策が有効となることもありますが…。
通常、節税を行うと損益計算書の純利益が減り、貸借対照表に計上される利益剰余金も節税前と比べて減ることになります。自己資本の一部である、この利益剰余金が増えないということは、自己資本比率が改善されない(高まらない)、ということになります。
自己資本比率は会社経営の安定性を図る重要な指標のひとつであるため、自己資本比率が低い場合、金融機関から融資を受けられない場合があります。
よって、利益を出しても過度に節税を行うと自己資本比率の改善につながらず、経営基盤の強化や事業拡大のチャンスを逃すことにもなりかねません。最悪のケースとして、本当に必要なときに銀行の融資が受けられず、企業破綻につながるということも考えられます。
利益を出し、税金を支払い、その残りである余剰金が増えれば、会社の体力がつきます。
節税に意識を向けるのではなく、「自己資本比率を高める」という目標を持つことも重要です。
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浦田泉税理士事務所
浦田 泉 税理士
東京都千代田区二番町
1−2 番町ハイム737
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利益が出たから節税したい?!
【質問】
利益が出ると多くの税金を支払うのがもったいないと思い、節税したくなります。
何かいい方法はないでしょうか。
【答え】
利益が出ると節税したくなる経営者さんの気持ちもよく分かりますが、節税が業績の障害になり、破綻につながる可能性もあることをご存知でしょうか。
「税金を支払うのがもったいなくて、つい節税してしまう」という顧問先さんのお声をよく聞き、お話させて頂いていることをご紹介したいと思います。
自己資本比率が高く、会社の経営基盤が磐石であったり、成熟した産業で新たな投資を必要としないようなケース等は、節税対策が有効となることもありますが…。
通常、節税を行うと損益計算書の純利益が減り、貸借対照表に計上される利益剰余金も節税前と比べて減ることになります。自己資本の一部である、この利益剰余金が増えないということは、自己資本比率が改善されない(高まらない)、ということになります。
自己資本比率は会社経営の安定性を図る重要な指標のひとつであるため、自己資本比率が低い場合、金融機関から融資を受けられない場合があります。
よって、利益を出しても過度に節税を行うと自己資本比率の改善につながらず、経営基盤の強化や事業拡大のチャンスを逃すことにもなりかねません。最悪のケースとして、本当に必要なときに銀行の融資が受けられず、企業破綻につながるということも考えられます。
利益を出し、税金を支払い、その残りである余剰金が増えれば、会社の体力がつきます。
節税に意識を向けるのではなく、「自己資本比率を高める」という目標を持つことも重要です。
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浦田泉税理士事務所
浦田 泉 税理士
東京都千代田区二番町
1−2 番町ハイム737