2011年12月05日

法人契約がん保険は改正?

赤松税務会計事務所 (大阪府 大阪市旭区)
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法人契約がん保険は改正?

がん保険は、解約返戻金の戻り率が良いにもかかわらず、保険料が全額損金になるということで、法人の節税対策としてよく用いられている保険です。

かねてより税制改正の噂はありましたが、先般、国税庁より生命保険協会に対して「法人契約の終身がん保険に係る税務取扱の見直しを検討する旨」の連絡が入ったそうです。

現在、がん保険が全額損金としているのは、平成13年に生命保険協会が国税庁に対して書面照会した回答を根拠としています。

いつから、どのように改正されるのか詳細はまだ分かりません。

気になるのは、既契約はどうなるかということですが・・・

過去の事例ですが、2008年2月に「逓増定期保険」は、全額損金から保険期間の前半6割については保険料の1/2を損金とする取扱に変更となりました。

このときは、適用日前に契約したものについては、従来どおりの処理を継続するということになりました。

駆け込み契約が増えるかもしれませんが、「逓増定期保険」と同様になるかどうか断定はできません。

がん保険を検討されている経営者の方は、その点を踏まえてご判断ください。


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赤松由里子税理士 
    赤松税務会計事務所
      赤松由里子税理士
     大阪府大阪市旭区森小路
     2-13-17 伸拓ビル3階


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