2010年06月07日
決算前に急に利益が出たときの対策
赤松税務会計事務所 (大阪府 大阪市旭区)
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業種によっては、急に大きな受注があり、決算間際に予測以上の利益が出ることがあります。
決算間際の場合、利益が出ても、実際の売上入金は納税時期よりも後になってしまうことも珍しくありません。
そうなると、納税資金がかなり厳しくなってしまいます。
また、資金が不足しているのでお金が出て行く節税もできません。
そんなとき、請求書を翌月回しにして、売上を翌期にずらすのは問題です。
業務が完了し納品した時点で売上を計上しなければいけません。
税務調査でも、決算間際の売上は漏れがないか必ずチェックされます。
一つの対策として、決算期の変更が可能かどうかを検討してください。
例えば、7月決算法人で7月に大きな利益が出る取引が決まったら、6月に決算時期を前倒しにすることで、7月の利益を今期の決算から除外することができます。
但し、7月になってから6月決算にすることはできないので、6月中に対応する必要があります。
決算期変更の手続きは、「事業年度変更」の臨時株主総会を開き、定款を変更します。
税務署・都道府県税事務所・市区町村へ定款のコピーをつけて変更届を提出すれば完了です。
決算期の変更は登記事項ではありませんので、法務局での登記は不要です。
決算期を変更すると前期比較ができないなどのデメリットもありますし、頻繁にするものではありませんので、どうしてもという時にご検討ください。
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赤松税務会計事務所
赤松由里子税理士
大阪府大阪市旭区森小路
2-13-17 伸拓ビル3階
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決算前に急に利益が出たときの対策
業種によっては、急に大きな受注があり、決算間際に予測以上の利益が出ることがあります。
決算間際の場合、利益が出ても、実際の売上入金は納税時期よりも後になってしまうことも珍しくありません。
そうなると、納税資金がかなり厳しくなってしまいます。
また、資金が不足しているのでお金が出て行く節税もできません。
そんなとき、請求書を翌月回しにして、売上を翌期にずらすのは問題です。
業務が完了し納品した時点で売上を計上しなければいけません。
税務調査でも、決算間際の売上は漏れがないか必ずチェックされます。
一つの対策として、決算期の変更が可能かどうかを検討してください。
例えば、7月決算法人で7月に大きな利益が出る取引が決まったら、6月に決算時期を前倒しにすることで、7月の利益を今期の決算から除外することができます。
但し、7月になってから6月決算にすることはできないので、6月中に対応する必要があります。
決算期変更の手続きは、「事業年度変更」の臨時株主総会を開き、定款を変更します。
税務署・都道府県税事務所・市区町村へ定款のコピーをつけて変更届を提出すれば完了です。
決算期の変更は登記事項ではありませんので、法務局での登記は不要です。
決算期を変更すると前期比較ができないなどのデメリットもありますし、頻繁にするものではありませんので、どうしてもという時にご検討ください。
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![赤松由里子税理士](https://livedoor.blogimg.jp/tacpronet/imgs/e/d/ed7817f5.jpg)
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