2010年04月19日

税務調査で慌てないために

赤松税務会計事務所 (大阪府 大阪市旭区)
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税務調査で慌てないために

4月〜5月と9月〜11月は税務調査が特に多い時期です。
これは、確定申告時期と7月の税務署の人事異動時期を避けて税務調査が行われるためです。

新設法人の場合、3期目の申告終了後に初めての税務調査というケースが多くなっています。
顧問税理士がいる場合には、調査の事前連絡が税理士に入り、日程調整を行います。

調査官より希望日程を伝えられても、出張や大事な取引先との商談など、すでに予定が入っている場合には日程変更は可能です。
大体、2日間のことが多いですが、きっちりと事前準備をしておくことで、結果として1日で終了ということも珍しくありません。

税務調査の準備
(1)税理士との事前打ち合わせ
はじめての調査であれば、大体の流れを聞いておくと安心ですね。
最初は、社長や担当者から会社の現状や取引について聞き取りされます。
初めての調査の場合は、何を聞かれるのだろうと心配されますが、自ら色々と語る必要はなく、聞かれたことだけに正直に答えることが一番です。

(2)資料の準備
過去3年間分を調査される場合がほとんどですが、特に直前期は重点的に見られます。
総勘定元帳・納品書・請求書・領収書などのほか、契約書・在庫表なども準備しておきます。
「売上」は、直前期に計上すべきものの漏れがないかどうかを確認するために、進行期の資料も確認されます。付箋などははずしておきましょう。

「人件費」は必ず確認されますので、タイムカード・賃金台帳・年末調整の書類を準備します。
書類がきちんと揃っていると、調査はスムーズに進みます。

(3)調査の心構え
税務調査時に最初から敵意を持って対応するのは、避けていただきたいものです。
調査官の指摘について、事実関係の誤認や見解の違いについては、毅然とした態度で根拠資料に基づいて説明していきましょう。
即答できないものは、調べてから後日返答して構いません。


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赤松由里子税理士 
    赤松税務会計事務所
      赤松由里子税理士
     大阪府大阪市旭区森小路
     2-13-17 伸拓ビル3階


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