2008年10月02日

自己資本比率は何%がよいのか?

土田総合会計事務所
/株式会社ビジネス・リーフ
 (東京都 千代田区)
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自己資本比率は何%がよいのか?

初めての会社の決算書を拝見するときに、私が一番最初に見るのが自己資本比率です。

売上、利益がでている、ということも、それは見ることは見ます。
売上と利益は、一目でいくらか分かるので、そこはちゃんと見ますが、気にするのは何か、というと、この自己資本比率だということです!

自己資本比率(%)
        =純資産の部の金額÷総資産の金額×100


自己資本比率は、上の算式で計算します。

例えば、下記のような会社だと。。。。

貸借対照表
    
金額
    
金額
資   産
80,000
負   債
30,000
    
    
資本金
10,000
    
  
利益剰余金
40,000
合計
80,000
合計
80,000


(10,000+40,000)÷80,000×100=62.5%

ということになります。

なぜ、この比率を気にするかというと、
資本金と利益剰余金は、会社の財産のうち、返さなくてよい金額。

この、“返さなくてよい金額”=返済不要の資金の割合が、自己資本比率。

ということは、この比率が高いとつぶれにくい、低いとつぶれやすい、という、分かりやすい判断ができるのです。

さて、ではどのくらいの比率がよいのでしょうか。

80%:
 ほとんど、無借金に近いですね。無借金を目指しましょう!

50%:
 半分が返済不要の資金ということは、優良ですね。

30%:
 1/3 が返済不要の資金です。油断できませんが、日本では一般的です。

10%:
 危険域。一般的には、対策を早急に立てないと危ないかも。

という判断をします。※あくまで、一般的にですが。。。

このときに、注意したいのが同族会社の場合は、長期借入金の中の【社長借入金】です。

この長期借入金は、【資本金に近い、長期借入金】であることが多いので、これも考慮にしたほうがよいです。

あ、といっても社長借入金が返済不要か、ということとは違いますので、誤解ないように。


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東京都 千代田区 税理士 土田先生 土田総合会計事務所
  /株式会社ビジネス・リーフ

      土田 拓己 税理士
 東京都千代田区猿楽町1−5−3
        
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