2008年04月21日

会社の利益と社長のお小遣い             〜役員報酬ホントはいくら?〜 その

野々村税務会計事務所 (大阪府 大阪市北区)
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会社の利益と社長のお小遣い
〜役員報酬ホントはいくら?〜

第2回 〜ベンツにゃまだ早い〜

 前回、会社は内部留保が無いと行き詰まる。そして、年間1000万円の『稼ぎ』があったなら200〜300万円の内部留保をした方が良い。というお話をしました。
 なぜ多くの経営者が行き詰まってしまうのでしょう?簡単に言うと、役員報酬は仮の数字と言うことを知らずにお金を使ってしまうからです。
 内部留保が出来ていない状況な訳です。

 当然、会社が売上を上げなければ内部留保も何もありませんから、集客、マーケティング、戦略構築等が先です。
 しかし、そうやって頑張って稼ぎ出しても、その『稼ぎ』の振り分け方、使い方が間違っていると、稼いだそばから漏れていきます。それではざるで水を汲むようなものでどれだけ頑張ってもちっとも貯まりません。
 では、しっかり水を貯めるためにはどうするのか・・・

 この年間1000万円の『稼ぎ』と言うのは、社長(家族が役員に就いているならその家族も含める)の役員報酬を引く前です。
 簡単にいうと・・・

 売上−原価−経費(役員報酬を除くすべて)=『年間の稼ぎ』

 と言うことになります。

 そしてこの年間の稼ぎから、内部留保・家計費・貯蓄・社長のお小遣い・・・と振り分けていくのです。
 では、どういった振り分け方が望ましいでしょうか?単純に「いっつもこのぐらい」というような分け方をする訳にはいきません。
 まず最初に考えるのは、家計と会社どっちを優先するか?と言うことです。

 少し極端な例を挙げると・・・

 ・長い間利益が出ず最近やっと利益が出るようになったからと
  言って、ベンツに乗る。
 ・本業では利益が出ていないのに、相続や保険等でまとまっ
  たお金が入ると儲かっている気になって贅沢を始める。

 極端な例とは言いましたが、全くの作り話ではありません。

 社長(経営者)といっても人間で、超人でも何でもありませんので、がんばって働いて稼いだのならその分贅沢もしたくなるのも不思議ではありません。みんなそう思うはずです。
 
 だけど、ちょっと待ってください。従業員ならば、稼いだ分は全て家計に入るので、その範囲で贅沢をしても、基本的に来月も同じ額のお給料が入ってくるので問題は少ないでしょう。(奥さんとの交渉次第でしょうか・・・)

 しかし経営者は会社の内部留保をしなければなりません。近々会社を解散する予定ならば問題ないですが、将来長く安定して経営していくつもりならば、グッと我慢してまずは会社の事を考えて行きましょう。ストイックにかっこよく経営していきたいですね。

 とうことで、まず会社を優先して内部留保をしていくべきでしょう。役員報酬を全部使い切ってしまってはいけませんよ。

 内部留保する金額に決まりはありませんし、これだけ無いと絶対だめだという物でもありません。そこで、次は自社の状況を把握するために会社を経営する上での重要な数字をいくつか見ていきたいと思います。

〜まとめ〜
・経営者はまず会社を第一に考える
・役員報酬の中には、本来会社に残すべき金額も含まれている
・会社の成長・安定のためには内部留保は必須
・経営者は自分が潤う前にまず会社を潤す

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             著 野々村税務会計事務所 吉岡 慶悟
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大阪 税理士 野々村先生  野々村税務会計事務所
  代表 野々村 和芳 税理士
   大阪府大阪市北区豊崎
   5丁目2−22 
   メジャーライフ豊崎503号

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