2008年04月04日
＜民法入門編＞ 第5回 「契約の取消��-1」 〜未成年者の契約の取消〜
前回は＜契約の無効・取消・解除＞シリーズ
第2部 「契約の取消��」 〜詐欺と強迫の契約取消〜
について基本事項をお話しました。
今回は、
第2部 「契約の取消�◆�1」
〜未成年者の契約の取消〜 についてお話します。
法律上、未成年者は20歳未満の者とされています。
もしあなたが未成年者なら、法律行為(契約締結など)をするには法定代理人(一般的には親など)の同意を得ることが必要です。
例えば、18歳の青年が、バイクを購入しようとして一生懸命バイトしてお金を貯めたとしても、単独では完全に有効な契約はできません。この場合は、親の同意が必要です。
もし、ここでこの青年が親(法定代理人)に内緒で、バイクの購入契約を締結したらどうなるか。
その前に、、、
＜なぜ未成年者は単独で契約締結ができないのか？＞
未成年者は社会的に未熟者であり、契約の相手方の方が一枚も二枚も上手で、未成年者に 不利な契約を締結させられる場合があるからです。だから、法定代理人という保護者が契約に関わる事で、未成年者を保護するのが目的です。
話を元に戻しまして、、、
○親に内緒でバイクを買った場合
「バイクを買ったが、品物の割には値段が高いし、装備不良が多いし…。」
この場合は、契約を取消すことができます。 因みに、契約は取消すまでは有効で、取消すとはじめからなかったこととなる。取消も意 思表示で相手がいるのですが、相手方が納得しなくても未成年者又は法定代理人(親など)は 契約を単独で取消すことができます。
未成年者側からすれば、契約を取消せるのは大変都合がいい。でも、契約の相手方にとっては不利になることが多いので、コンビニで買い物するにも不便でたまらない。（お菓子1個の契約で取消されたらたまったものではない）
そこで、、、
○未成年者でも単独(法定代理人の同意がなくても可)
で契約締結できる場合がある。
�―菠�を許された財産
親からもらった小遣いの範囲で好きなものを買うことや、「好
きな洋服を買いなさい。」と渡されたお金で洋服を買うことは、
法定代理人の同意がなくても未成年者が単独で契約の締結
ができます。
��営業の許可
未成年者が、雇われ人ではなく独立して事業を起こした
場合は、成年者と同一とみなされます。
��婚姻による成年擬制
未成年者が婚姻した時は、成年に達したものとみなされ
ます。
�，�ら��の未成年者が契約を締結した場合は、あまり
未成年者に不利にならないと判断されるので、成年者と
同じに扱われます。よって、若くても結婚したり独立す
る若者は一人前として、世間にも法律的にも扱われるの
です。
以上、第2部「契約の取消�◆�1」
〜未成年者の契約の取消〜 をご紹介しました。
次回は、＜契約の無効・取消・解除＞シリーズ
第2部 「契約の取消�◆�2」
〜制限能力者の契約取消〜
についてお話します。
第2部 「契約の取消��」 〜詐欺と強迫の契約取消〜
について基本事項をお話しました。
今回は、
第2部 「契約の取消�◆�1」
〜未成年者の契約の取消〜 についてお話します。
法律上、未成年者は20歳未満の者とされています。
もしあなたが未成年者なら、法律行為(契約締結など)をするには法定代理人(一般的には親など)の同意を得ることが必要です。
例えば、18歳の青年が、バイクを購入しようとして一生懸命バイトしてお金を貯めたとしても、単独では完全に有効な契約はできません。この場合は、親の同意が必要です。
もし、ここでこの青年が親(法定代理人)に内緒で、バイクの購入契約を締結したらどうなるか。
その前に、、、
＜なぜ未成年者は単独で契約締結ができないのか？＞
未成年者は社会的に未熟者であり、契約の相手方の方が一枚も二枚も上手で、未成年者に 不利な契約を締結させられる場合があるからです。だから、法定代理人という保護者が契約に関わる事で、未成年者を保護するのが目的です。
話を元に戻しまして、、、
○親に内緒でバイクを買った場合
「バイクを買ったが、品物の割には値段が高いし、装備不良が多いし…。」
この場合は、契約を取消すことができます。 因みに、契約は取消すまでは有効で、取消すとはじめからなかったこととなる。取消も意 思表示で相手がいるのですが、相手方が納得しなくても未成年者又は法定代理人(親など)は 契約を単独で取消すことができます。
未成年者側からすれば、契約を取消せるのは大変都合がいい。でも、契約の相手方にとっては不利になることが多いので、コンビニで買い物するにも不便でたまらない。（お菓子1個の契約で取消されたらたまったものではない）
そこで、、、
○未成年者でも単独(法定代理人の同意がなくても可)
で契約締結できる場合がある。
�―菠�を許された財産
親からもらった小遣いの範囲で好きなものを買うことや、「好
きな洋服を買いなさい。」と渡されたお金で洋服を買うことは、
法定代理人の同意がなくても未成年者が単独で契約の締結
ができます。
��営業の許可
未成年者が、雇われ人ではなく独立して事業を起こした
場合は、成年者と同一とみなされます。
��婚姻による成年擬制
未成年者が婚姻した時は、成年に達したものとみなされ
ます。
�，�ら��の未成年者が契約を締結した場合は、あまり
未成年者に不利にならないと判断されるので、成年者と
同じに扱われます。よって、若くても結婚したり独立す
る若者は一人前として、世間にも法律的にも扱われるの
です。
以上、第2部「契約の取消�◆�1」
〜未成年者の契約の取消〜 をご紹介しました。
次回は、＜契約の無効・取消・解除＞シリーズ
第2部 「契約の取消�◆�2」
〜制限能力者の契約取消〜
についてお話します。
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